生まれる、広がる、感じる、つながる。
結ぶ、育む、思う、そして、また生まれる。




さまざまな民族・さまざまな宗教・さまざまな言語・さまざまな文化・・・。それらが混じり合っていく過程を通して、新しい“なにか”を生み出していく――――。それが、21世紀の課題ではないでしょうか。その可能性を秘める地域のひとつにサラエボがあります。サラエボ=SARAJEVOは、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都でありボスニア戦争で破壊された、かつては美しかった街。そして、今、破壊の中から始まる創造に溢れる街。

2001年、私たちはこのサラエボをシンボル/キーワードとして、サラエボ・プロジェクトを立ち上げました。「21世紀の課題」から生まれるアートや文化を、私たちが受信し、発信していく。そのことから、さらなる相互理解や共感・感動が多くの人々のなかで生まれ育っていくことを願っています。