第四輪 

つわもの供が夢の跡。

アンタルヤは地中海沿いのリゾート地。
冬になると、ドイツ人を筆頭とする人々がたくさんやってくるらしい。
カッパドキアで震えていたはなはなは、ほっと一息さ。
思わず昼間からビールをのんじゃった。
もちろん、トルコビール−エフェソス。

アンタルヤの滝のある河の岸辺で昼食。
サワークリームや野菜がたっぷりのオードブルに
マスの塩焼き。
こりゃあビールがないと始まらないでしょ。
良いお天気で、思わず太陽に誘われてしまったはなはな。
暑くて暑くて・・ハゲになるかと思った。
団体旅行の常なるもので
テーブルに向かった時には既にオードブルが並べてあった。
炎天下のサワークリーム。
うーーーん。お兄ちゃん、いつから置いてあったのかな?

でも、しっかり食べちゃった。
トルコの魚料理はおいしいよ。

おいしい昼食の後は、シデ半島へ。
ここには、紀元前の遺跡が残っている。
茫漠とした枯れ野の中に転がる遺跡の数々。
その姿はまるで・・・そう芭蕉の
「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」

「こんなん置いといても大丈夫なん?」
トルコ政府も何とかしたいらしいけど、なんせ予算がない。
(良く聞く言葉だね)
スポンサーがつかないと発掘も整備もできないらしい。
ちゃんと修復されるまで、世界が平和でありますように・・・・・。

次にやって来たのが・・・当時としては世界最大の劇場。
アスペンドスの大劇場。
20,000人収容できるっていうからすごいよね。
急なすり鉢状で、上まで登るのは一苦労。
手すりも何にもないから、高所恐怖症の人にはちょっと無理かも・・。

ここで・・・披露しました。
疲労もしました。
バスの中で一生懸命覚えた歌を全員で合唱。
江利ちえみの「ウスキュダル」
知ってます?
ここで「ああ・・」といった方はかなりのお年。
なんでも、両親が青春だった頃、流行ったらしい。
トルコのドライブインでは、まだテープが売ってたよ。
声を揃えて歌うと、来ていた観光客が「おお」と拍手。
拍手の先は、歌か勇気かは不明。
観光客が多い時には、合唱合戦も始まるとか・・。
いずれにしても、上まできっちり聞こえる設計は素晴らしい。
ちなみに、上からいくらどなっても、下には全然届かなかった。
またまたフセイン君のおかげで良い思い出ができちゃった。

次はどんなお話になるのかな。
とりあえずバスを走らせようね。

第五輪 ここはギリシアか?

はなはな郵便箱

wright 2001/10/01

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